西瓜(犬の視点)
2005年 05月 27日
そう、それは四年前のこと。
僕がいつものように庭でお昼寝していた時、
お姉ちゃんのうれしそうな足音が聞こえてきた。
ただいまぁ、と少しはずんだ声で僕のいる庭へ来た。
なんだよ、僕の昼寝邪魔しに来たのかよ、と思いつつ身構えていると
お姉ちゃんは僕の綱の届かないところに行き、何かを植えていた。
なんだろう、僕にはわからなかった。
でも、お姉ちゃんがお母さんに「スイカ」と言っていた。
とってもうれしそうな声で。
それから1ヶ月が経って、驚いたことにおねえちゃんは
毎日「スイカ」に水をやり続けていた。
その植物に何か実みたいなものができていた。
そしてその実からとってもおいしそうなにおいがした。
そう、このときから僕は機会を窺っていたのだった。
ある日、何も知らないお母さんが僕を庭に放して、
自由になった僕はまっすぐ「スイカ」に向かって行った。
がぶり。固っ!!歯いたっ!
でも、苦労して出てきた中身はおいしかった。
「わんっ♪」(日本語訳:おいしい)
そう僕が言った時、いつものあのうれしそうな足音の後
ただいまぁ、とお姉ちゃんの声が聞こえた。
逃げなくっちゃ。
「うあぁぁぁ!わたしのスイカが・・・。」
小説風実話。
西瓜食べたかったなぁ・・・。
僕がいつものように庭でお昼寝していた時、
お姉ちゃんのうれしそうな足音が聞こえてきた。
ただいまぁ、と少しはずんだ声で僕のいる庭へ来た。
なんだよ、僕の昼寝邪魔しに来たのかよ、と思いつつ身構えていると
お姉ちゃんは僕の綱の届かないところに行き、何かを植えていた。
なんだろう、僕にはわからなかった。
でも、お姉ちゃんがお母さんに「スイカ」と言っていた。
とってもうれしそうな声で。
それから1ヶ月が経って、驚いたことにおねえちゃんは
毎日「スイカ」に水をやり続けていた。
その植物に何か実みたいなものができていた。
そしてその実からとってもおいしそうなにおいがした。
そう、このときから僕は機会を窺っていたのだった。
ある日、何も知らないお母さんが僕を庭に放して、
自由になった僕はまっすぐ「スイカ」に向かって行った。
がぶり。固っ!!歯いたっ!
でも、苦労して出てきた中身はおいしかった。
「わんっ♪」(日本語訳:おいしい)
そう僕が言った時、いつものあのうれしそうな足音の後
ただいまぁ、とお姉ちゃんの声が聞こえた。
逃げなくっちゃ。
「うあぁぁぁ!わたしのスイカが・・・。」
小説風実話。
西瓜食べたかったなぁ・・・。
by tokotokoto4
| 2005-05-27 11:51